職業病とは?|札幌市中央区の労働衛生科・内科、産業医|札幌ワーカーズクリニック

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業病とは?

職業病について

仕事が原因で起きる病気や障害を職業病と言います。日本では労働基準法およびその施行規則という法律でその内容が定められています。業務中の事故や怪我などによる障害、有害物質を取り扱うことによって起きる病気(中毒や職業癌など)、身体に過重な負荷が加わり続けたことによる障害(腰痛や筋肉関節などの障害)、長時間過重な労働を続けたための障害(過労死や過労自殺)などがあげられます。

職業病は一般的に労働災害とされて、治療費などは100%労災保険から支払われ、医療費は自己負担がありません。また、療養のために休業が必要な場合には休業補償などが支払われます。労働災害と認められるためには労働基準監督署に申請をしなければなりません。

症状と治療方法

上肢障害について

過労死などについて

過労死は、過度な労働負担が誘因となって、高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化し、脳血管疾患や虚血性心疾患、急性心不全などを発症し、労働不能または死に至った状態をいいます。
わが国では以下の疾患が過労死として取り扱われます。

(1).脳血管疾患
ア 脳内出血(脳出血)
イ くも膜下出血
ウ 脳梗塞
エ 高血圧性脳症
(2).虚血性心疾患等
ア 心筋梗塞狭心症
イ 狭心症
ウ 心停止(心臓性突然死を含む。)
エ 解離性大動脈瘤

過度な労働負担とは長時間労働、非常にストレスの大きい仕事など、明らかに労働負担が大きいと判断されるような場合のことを言います。現在の認定基準では、少なくとも発病する1ヶ月間の業務内容で過度な労働負担があった場合には労働災害(公務災害)と認められる場合が多いようです。

死なないまでも、発病と過度な労働負担に因果関係があると認められる場合には労働災害(公務災害)と認められます。

上記の疾病ばかりではなく、過度な労働負担で基礎疾病が悪化する場合は多数あります。例えば「気管支喘息」「胃潰瘍」「うつ病」などです。これらの病気も業務と因果関係がある場合には労働災害(公務災害)と認められる場合があります。

その他、有害物質を取り扱う作業、有害な作業環境で起きる病気、例えば職業癌など、職業病発生の可能性は私たちの労働環境のいろいろな場所に潜んでいます。

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